リクルーティング
2020.02.18 リクルーティング
最近よく聞く逆求人とは?メリットデメリットを解説
今回は巷でよく聞く、逆求人というものについて解説します。
メリットやデメリット、逆求人を行うための方法など、徹底的に解説しているためご覧ください。
逆求人とは
逆求人とは、求職者からではなく企業から声をかける求人のことを指します。
ダイレクトリクルーティングと呼ばれることもあります。
アメリカなどの先進国では少し前から導入されており、今では一般的となっていますが日本ではまだ導入されて日が浅い採用手法です。
日本では主にベンチャー企業がこの逆求人という採用手法を取っていることが多いのが特徴です。
逆求人が近年注目されている理由
逆求人が注目されている理由は、大きく二つあります。
一つは近年の新卒入社者の早期退職率の高さです。
最近では新卒入社の三分の一は、三年以内に退職すると言われています。
その理由は採用のミスマッチにあり、早期退職者を少しでも減らすために逆求人という手法で入社前から求職者コミュニケーションを密にとる必要が出てきました。
またもう一つは、中小企業が採用に力を入れ始めたためです。
今までは、大手企業が就活市場をほぼ独占しており、中小企業は在籍しているメンバーで職場を回しているところも多かったのも事実です。
しかし、近年中小企業でも人材不足が目立ち、採用に本格的に力を入れ始めるところが多くなってきた結果、採用企業側の就職における供給過多が起こってしまっているのです。
逆求人を利用するメリット
求職者にとっては、逆求人を利用することで今まで会うことがなかった様々な企業と出会うことができます。
また、それぞれの企業が採用に積極的のため、自己分析に付き合ってくれることもあり、自己理解をより深めることができることもメリットです。
企業にとっては、優秀な求職者にアプローチが可能となるだけでなく、自社が今までアプローチできていなかった人材にアプローチすることが可能となります。
今までよりも、自社にマッチした人材をこちらから狙いに行くことができるため、入社後のパフォーマンスも期待できます。
逆求人を利用するデメリット
求職者の立場に立つと、逆求人を利用することでより競争率が激しくなる可能性があるというデメリットがあります。
企業が直接求職者に声をかけるということは露骨に市場価値の差が出るということになります。
求職者の方は自分を磨き、自己PRをすることにより少しでも多くの企業から声をかけられるようになりましょう。
企業にとっても逆求人を行うデメリットはあります。
それは、採用基準を明確にしなければ採用がうまくいかないということです。
人が直接求職者とコミュニケーションをとることで採用を行うわけですから、明確な基準を設けておかないと選考に進む人材がバラバラになってしまいます。
そんな中で採用活動を行うことは無理があるため、逆求人を行う際には社内で採用基準についての議論が必要でしょう。
逆求人を行う方法とは
逆求人を行う方法はたくさんありますが、まずは採用方針を絞ることが大事です。
先ほどの逆求人を行うデメリットでも紹介しましたが、逆求人を行う際は採用基準というあいまいな部分をいかに固められるかという点が、採用活動の是非を分けます。
よって、しっかりと社内で採用方針をすり合わせることにしましょう。
また、採用方針をすり合わせた後は逆求人フェスティバルに参加したり、逆求人サイトに登録することで求職者との接触機会を増やすことが大事です。
せっかく採用方針をすり合わせても、求職者と効率的に出会えなければ意味がありません。
より安く、より質の高い求職者と出会うためにもフェスティバルの参加やサイトへの登録は必須です。
まとめ
今回は逆求人についてまとめました。
しかし、逆求人には社内ですり合わせることや登録するサイトの選定など、専門的な知識が必要になる場面も多いことは事実です。
そんな採用コンサルティング、採用サイト制作のご相談はぜひこちらからどうぞ。