えむすび株式会社

menu

  森田大輔ブログ

2020.12.31 森田大輔ブログ

読書アウトプット/ 生きる勇気 ~なにが人生を決めるのか~(著者:アルフレッド・アドラー 訳:坂東智子)

この本は1929年、イギリスで発刊された、アドラー心理学の名著です。
心理学ってすごいなーと最近思います。
幼い頃の劣等感や優越感で、性格が決まるのです。
こいつはできの悪い子どもや!(もしくは大人や!)ではなく、
この問題のある子どもを作った(もしくは犯罪者を作った)家庭があり、大人がいて、社会があって、、、、結局は、僕たちが作っているのです。

これらをきちんと勉強して、多くの人と共に笑顔を育み合える人間になります。

【要約】

「個人心理学(アドラー心理学)」においては、個人の人生を「全体」としてとらえ、一つ一つの行動や反応、欲求に、その人の人生に対する考え方が表れるとする。

人は幼年期に、将来に向けた具体的な目標を決めるとともに、大人になったときのパーソナリティーの「原型(プロトタイプ)」を作る。

相手を知るための3ステップ

①個人心理学を通じて人を教育したりケアしたりするには、相手にどのくらい共同体感覚」があるかを理解しておく必要がある。
「共同体感覚」とは、自分のことだけではなく、まわりの人たちにも関心があることを示す感覚のこと。
共同体感覚のある人は、困難なことにぶつかっても、それを乗り越えられる。
人生における困難なことは、すべて対人関係の問題に行き着くから。

②その人の「感情」を調べる。
人はつねに、自分の考え方を「感情」によって正当化しようとするもの。

③その人の「原型(子ども時代に作られるパーソナリティーのひな型)」を分析する。
「原型」の分析を通して、幼少期に心にどんな「印象」が刻まれたかを解明する。

これら3つのステップによって、その人の内面を深く知っていくことができる。

ある人の「目標に向かう一貫した動き」のことを「ライフスタイル」と呼ぶ。
「ライフスタイル」を突き止めるには、「古い記憶」を知ることが一番有効だ。

生まれた順番ですべてがわかる。

集団のなかで話ができず、友人もつくれないある男性の例を紹介しよう。
彼には弟がいた。母親はいつも、彼より弟を優先していたという。
彼は今もその影響で、ほかの人が優先されるのではないかとまわりを見回してばかりいる。

学校は、子どもたちを批判したり、罰したりすべきではない。むしろ、子どもたちに「共同体感覚」を植えつけ、育てる努力をすべきところなのだ。

年末の挨拶
本年は多くの方に本当にお世話になりました。
ありがとうございました!
来年も、どうぞよろしくお願いいたします!
良いお年をお迎え下さい(^^)

執筆者坂東靖也

大阪生まれ。ホームページ制作会社に就職後、WEBマーケティング会社に転職。主にSEM領域のサービスにて100社以上のクライアントを支援。最近スノーボードとハンググライダーを始めました。

【えむすび株式会社】 森田大輔ブログ 読書アウトプット/ 生きる勇気 ~なにが人生を決めるのか~(著者:アルフレッド・アドラー 訳:坂東智子)
空 森 地球 人