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  森田大輔ブログ

2020.12.29 森田大輔ブログ

読書アウトプット/THIS IS MARKETING (著者:セス・ゴーディン  訳:中野眞由美)

昔、ある勉強会で造園屋さんが
「我々は、庭仕事を提供しているわけではなく、美しい景観を提供している」
と言われ、当時WEB制作会社を経営していた僕は、

「うちはWEBサイトを提供しているのではなく、○○を提供している」

この○○はなんだろう?と考えました。

当時考えたのは、その顧客企業の発展だったりしたのですが、
その後、100年会議というサービスをリリースし、
共に、100年後の未来を描き、そこから俯瞰逆算して
WEBサイトを作ることができて、非常に満足度の高いお客様が増えたことを思い出しました。
その段階では、100年後の未来社会を提供していたわけです。

今は、WEB制作というよりも、
自然体に生きる人を増やし、
「森のようにしなやかな組織」を増やすための
コア・バリュー可視化のノウハウを提供しています。

ということで、本日は、御社は何を提供しているのか!?
を学ぶための、マーケティングの要約です。
会社経営にとって重要な話です。
経営者の皆さん、是非、以下の要約だけでもOKですが、本書も購入してご覧ください~

【要約】

ハーバード・ビジネススクールのマーケティングの教授、セオドア・レヴィッドは
「人は4分の1インチのドリルが欲しいのではなく、4分の1インチの穴がほしいのだ」
という言葉を残した。
あくまでもドリルは目標達成のために必要な道具であり、欲しいのは「ドリルによってできた穴」だという。
しかし厳密には穴ではなく、壁に穴をあけた後に取り付ける棚であり、その棚によってもたらされる清潔感や安心感が、顧客は欲しいのだ。

マーケティングは、顧客の問題解決のお手伝い!
押し売りをする「売り込み主導」ではなく、市場の声を聞く、「市場主導」が重要。

商品をつくるときは、成長可能な市場における“根っこ(エクストリーム)にいる人たち”を探し、彼らの望みをかなえることに集中する。

常に「誰のため?」という問いを大切にする。

マーケティングの3つの約束のテンプレート

①私のプロダクトを使う人は、○○を信じている。

②私の顧客は△△を望んでいる。

③私のプロダクトによって、顧客は□□できるようになる。

これらの約束からも、マーケターの仕事は単にものを売ることではなく、顧客の「感情」を売ることとわかるはず

変化を起こすマーケターは、顧客に「取り残されるかもしれない」という緊張を与え、顧客に選択を迫る。

商品を市場に持ち込むとき、ターゲットとする顧客が意識するステータスやどのような信念にもとづくタイプなのかを見極め、その商品が果たす役割を考えるべきだ。

価格はマーケティングツールであり、商品のターゲット層に見合う価格にする必要がある。

執筆者坂東靖也

大阪生まれ。ホームページ制作会社に就職後、WEBマーケティング会社に転職。主にSEM領域のサービスにて100社以上のクライアントを支援。最近スノーボードとハンググライダーを始めました。

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