森田大輔ブログ
2020.12.28 森田大輔ブログ
読書アウトプット/未来IT図鑑 これからのDX デジタルトランスフォーメーション(著者:内山悟志)
DXって言葉が急に増えました。
補助金等の要件にも入ってきたり。
大阪人はDXと聞いたら、ダウンタウンDXがまず頭に浮かびます。(知らんけど)
ただ、DXはデラックスではなく、デジタルトランスフォーメーションです。
これは知っておいたほうがいいですよー
知らなかったら以下みたいになってしまいますよーー
Aさん:DX導入した?
あなた:うん!お正月家族で見たで~
Aさん:すごいね!
あなた:せやろー、面白かったわ
Aさん:まじで?俺も導入しようかなー
あなた:あ!まだなん?家族で絶対見るべきやで~
Aさん:え?
あなた:ダウンタウンDXのことやんな??
てな具合にならないように、まずは要約をご覧ください~
その後、この図鑑をご購入ください~!
【要約】
DXの目的とは
経済産業省が2018年12月に発表したDX推進ガイドラインによると、DXの定義は次のようなものである。
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」
DXには実践と環境整備という2つの要素がある。
2つの実践タイプ
①既存事業の高度化や新しい価値を創り出す「漸進型イノベーション」
②新分野の事業創出やビジネスモデルの変革をめざす「不連続型イノベーション」
2つの環境整備
①デジタル化に対応するために意識や制度、権限やプロセスを変革する「企業内変革」
②既存IT環境とITプロセスの見直しや再構築を行う「IT環境の再整備」
デジタル化が及ぼす3つの影響
①既存事業の継続的優位性の低下
②ディスラプターの業界参入による業界破壊
③デジタルエコノミーによる社会の構造変革
~4つのDX対象領域~
既存事業領域では、
①「新たな顧客価値の創出」
②「社内業務の変革」
この領域で進めていくのは漸進型イノベーションである。
新規事業領域では、
③「新規ビジネス創出」
④「新規市場開拓」
不連続型イノベーションを必要とする。
DX4つの潮流
①「社会・産業」
②「顧客との関係」
③「組織運営・働き方」
④「ビジネス創造」
4つの潮流はそれぞれ以下に分類される
①「ビジネストランスフォーメーション領域」
②「カスタマーエンゲージメント領域」
③「フューチャーオブワーク領域」
④「デジタルエコノミー領域」
DX推進に必要な3タイプの人材
①「デザイナー」
②「デベロッパー」
③「プロデューサー」
DXの推進方法「5つの処方箋」
①DXが必要な理由とDXでめざす場所、つまりWhyとWhereを徹底的に議論すること。
②短期間で成果の出る小さな取り組みから始め、成功体験を得てから大きく展開すること。
③取り組みの初期段階で賛同者・協力者となるフォロワーを見つけて、徐々に巻き込む人数を増やし、全社に広げること。
④DXの知識だけでなく実際の制作や実体験を重視すること。
⑤外の世界から新しい考え方を取り込み、自身や自社を客観視すること。
データやデジタル技術は、今後は「手段」から「前提」となり、それに伴い、DXの意味も変化を余儀なくされる。
「デジタルで企業を変革する」のではなく、ビジネスモデル、組織運営、企業風土の全てを
デジタル前提で組み立てることになり、「デジタルに企業を変革する」ことになる。
以上、DX導入の「5つの罠」等も書かれているので、ぜひ、読んでみてください。