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2024.02.16 ファミリーブログ
いのちを守る森づくり
植林で地球を笑顔にするスマ森兄さんです!☺ 今回は、命を育む植林として、 植林×防災 の視点で植林の可能性をお伝えさせて頂きます! 「森の防潮堤」の提案 ◆植林による防災対策、 自然の恵みと人類の知恵を結集させた持続可能な取り組みとして注目されています。 特に、海岸沿いにおける植林プロジェクトは、地域の安全と生態系の保全の両方を目指す重要な役割を担っています。 植林がどのようにして防災に貢献し、災害リスクを軽減するか、その具体的なアプローチについて掘り下げます。 ◆海岸林 過去に人々が、海岸の厳しい環境から生活や生産の場を守るために、 海岸沿いにクロマツやアカマツなどの樹木を植えて、海岸林を作っていました。 潮風や塩分に強いだけでなく、速やかに成長し、地域を自然災害から守るバリアとなってきました。 しかし、2011年の東日本大震災のような壮大な自然災害では、土地保持力が小さく、根こそぎ倒れてしまいました。 流木化したマツが家屋を破壊すると言った二次的な被害も生じ、防御機能が十分でないことが露呈しました。 ◆植林の防災の可能性 被災地の海岸付近で生き延びた木々や森を知ることにより、その土地で災害に最も強く長持ちする植生は何であるかを知る手がかりとなります。 被災したクロマツ海岸林では、トベラやマサキといった広葉樹が生き残っており、東北地方の海岸には、タブノキやシロダモといった常緑広葉樹を中心とした森が残されています。 植林を単なる木の植え付け以上のもの、つまり地域コミュニティの安全を高め、自然災害から保護するための戦略として捉えています。 津波や強風に対する抵抗力を持つ森林を形成するには、単一の樹種よりも多様な樹木を組み合わせることが重要です。 多様な樹種の混在は、森全体の生態系を強化し、災害時における抵抗力を増すために不可欠です。 森のそれぞれの構成種が根を深く張り、それが相互に絡みあうことにより、津波に耐えます。 木が残されることで、津波の引き潮時には、財産や命を守る森となります。 ◆災害復興における植林の役割 被災地で発生した瓦礫を選別し、害の無いものは穴を掘って埋め、植物の根が入るよう土と混ぜます。 その上に土をかぶせ、土塁状の植栽地をつくります。 この土塁を高くすることで、津波への防潮機能が高まります。 瓦礫を活用した土塁の建設や、多様な樹種を植えることによる新たな防潮林の形成は、 津波防御機能の向上に寄与するだけでなく、自然環境の回復にも貢献します。 植栽には高さ50cm程度の、大きくなる力をもった多種多様な広葉樹苗木を使用し、 自然状態と同様、相互に競争させながら森を形成させます。 小さな苗木を使用するので、ちいさな子供たちやお年寄りにも植栽が可能です。 多数の市民が参加することで、より復興や防災への意識が高まります。 2~3年は草取りが必要ですが、それ以降は自然の成長に任せます。 苗木は競争しながら成長し、子供が成人する20年後には、高さ10m以上の豊かな森となります。 これらの取り組みは、地域住民の間で防災意識を高め、共同で安全なコミュニティを築くための基盤となります。 ◆まとめ 森は平常時は海岸の保安林として、防風・防砂機能を発揮し、地域の景観形成や多様な生物の住処となります。 植林活動がいかに多面的に地域社会の安全と自然環境の保全に貢献するかを理解していただければと思います。 植林による防災対策は、自然災害に対する私たちの抵抗力を高めるだけでなく、次世代に豊かな自然環境を残すための貴重な手段です。 それは単に木を植える行為を超え、未来への投資であり、災害に強い持続可能な社会を築くための一歩となります。 参照 https://morinobouchoutei.com/?page_id=62 こちらから、植林について、発信もさせて頂いております。 是非ご覧ください!🌲 ⇊ TIKTOK(スマ森兄さん) https://www.tiktok.com/@sumamorinisan?_t=8hwhcLDB1wV&_r=1